夜逃げのよくあるパターンとして、
- 会社の倒産
- 借金
- ギャンブル
- 人間関係
があると思います。特に多いのはギャンブル依存からの借金ですかね。
会社の倒産ってのは自分では正直どうしようもないことです。社会制度の知識があればある程度は生活していけるはずなんですけど、なかなかわかってる人は少ないですから。
困難にあたり、援助もないと『逃げる』という選択肢が出てきます。
当記事では家賃の支払いに困って夜逃げを選択した方の経験談を紹介します。
マンションの大家の厳しい家賃回収に耐えかねて夜逃げ
骨をうずめる覚悟で働いていた会社がまさかの倒産、そして会社の寮も追われるように出なければならなくなりました。
突然の引っ越しと言う思わぬ事態に、貯金を切り崩す形となってしまった私。
有り金が底をつきそうなところまで行きました。
生活のためにアルバイトなどに励んでいましたが、倒産のショックが癒えずにモチベーションは低いままです。
いけないと思いつつも、次第にバイトのシフトもフルタイムから週3日4日と減少していくのでした。
となれば生活の方が立ち行かなくなってしまい、1か月分、2か月分と段々家賃の支払いが滞ってしまう事態を招くことに。
約1年分くらい支払いが溜まった辺りで、大家さんも我慢しかね、かなり激しい催促が行われるようになったのです。
ないものは払えないと開き直り気味に対応してたのも癪に障ったようで、大家さんは少し怖い方々に家賃回収の依頼をすると仄めかしてきたり、怪しい仕事をさせようとするなど、身の危険を感じるような段階に達し夜逃げしかないと思いました。
相談を持ちかけたのは、便利屋さんです。
厳しいお叱りを受けつつも、真っ当に生きていくということを条件に依頼を受けてもらいました。
結局家具類は買取と言う形になり、事前に査定を行い荷造りもしておきます。
業者の買取とはいっても昼間に運び出すとなればあらぬ疑いを持たれかねないってことで、万全を期し深夜2時過ぎにバンで乗り付けて迅速に。
大家さんにみつかる可能性と通報される可能性、その他不測の事態があるので時間との勝負、定めた時間は10分です。
何とか何事もなく無事に荷物の運び出し完了。
バンが帰った後、私は近くのコンビニまで行き、そこで後から来た車に乗り所定の地域まで送ってもらい夜逃げ成立です。
一応迷惑料として部屋には家具売却で得たお金を置いておきました。
すでに10年近くが経過しているので、上手くいっているのではないでしょうか。
煌びやかな夜の世界からの夜逃げ
若い頃ですが、夜逃げをした経験があります。ちょうどホストクラブで働いていましたが、ほとんど稼げず賃貸マンションの家賃も払う事ができなくなって夜逃げをしました。給料の前借りや最初に支払ってもらったマンションの契約金などでお店への借金も50万円くらいあったと思います。意外にも消費者金融の借金はありませんでしたが、ホストクラブの仕事もとにかく嫌で酒もあまり好きでない自分にはキツイ仕事でした。ホストの世界は見た目の違ってかなり厳しく稼げないホストはほとんど稼げません。月収が5万とかがザラで大きく稼げるのは全体の1割くらいだったと思います。夜逃げと聞けば凄い大掛かりなイメージですが、自分の場合は全く違いましたね。当時は独身で子供もいなかったので、夜逃げというより、只の引っ越しのような感じでした。東京から東京の別の場所に夜逃げをしたので、生活スタイルも特に変わらなかったです。逃げるように引っ越したので貴重品以外は以前のマンションに置いてきましたが、新しく住む場所はレオパレスでしたので最初から生活に必要な家電は揃っていました。最初からそこまで不自由な暮らしはしていまなかったです。子供もいなかったので当然、子供を転校させるような必要も無かったです。地方はどうかわかりませんが、東京なら自分のように引っ越し感覚で家出をする人も多いかもしれません。
その他借金での夜逃げ体験など紹介
今回は家賃に困っての夜逃げ経験を二つ紹介しました。
他にも、オーソドックス?な借金からの夜逃げ経験談も書いていますのでこちらもどうぞ。